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┏┏┏ 社団法人京都府介護支援専門員会
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┏ 2013/8 ★ 027号 ★
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□■2013年8月30日配信 027号□■
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_/_/_/第6期介護保険事業(支援)計画の策定準備について
_/_/_/要支援者の市町村事業への移管について
_/_/_/事務局からのお知らせ
_/_/_/ひとこと
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■第6期介護保険事業(支援)計画の策定準備等に係る
担当者等会議H25.7.29■------
日常生活圏域ニーズ調査の実施及び
第6期介護保険事業(支援)計画の策定準備について】
【介護・医療関連情報の「見える化」の推進について】
【地域包括ケアシステム構築へむけた取組事例】
【認知症ケアパス作成のための手引き(案)】等の記載があります。
ケアパス作成・普及は、国のオレンジプランの最初に掲げられていますので、是非チェックして下さい。
その手順の中に下記のような記載があります。
まず、地域福祉・高齢者福祉の理念、目標を記入する…から始まり…、地域の介護保険サービス事業者や医療関係者、民生委員等のほか、認知症地域支援推進員や認知症サポーターといった認知症に特化した研修を修了した人や市民後見人等と共に、地域の高齢者の状態像を把握し、何が必要な社会資源なのか、不足している社会資源とは何なのか?社会資源の整理シートを用いて、地域に必要なものは整備していく。また介護保険料の影響や稼働率ということも忘れずに…という内容のもの。
この資料を見る限り、地域の特性にあった地域包括ケアシステムを構築するためには、「様々なデーターを活用し、創り上げなさい!!知恵を絞りなさい!!介護保険に係る負担が増大し、困るのは保険者、地域自身なんだから…」というメセージのように思えてなりません。理念や目標まで、求めるとは…介護保険事業所の運営規程が目に浮かんでしまいました。そのうち、地域でできているか自主点検表が作成され年1回義務化されたりするのでは?!
(編集委員 松本恵生)
■要支援者の市町村事業への移管について■------------------------
社会保障制度改革国民会議の最終報告書にあるように、団塊の世代が75歳以上となる2025年を念頭におき、子ども世代へのつけ回しを減らすため、医療保険の負担の引き上げや、病院機能の再編や難病支援等様々な改革案が言及されてきています。その中で、介護保険法改正案には、軽度の「要支援」者をサービス対象から切り離し、市町村の事業に委ねる改革や特別養護老人ホームは「要介護3・4・5」の中重度者に限定していく等…
財政が苦しい市町村がある中、地域によってサービスに格差が生じてしまうでしょうし、そもそも、軽度の人への介護予防事業の充実が介護費用の抑制につながっていることは周知の事実!!
保険者が最後の砦として、既存サービスや利用者をどう支えてくれるかの期待と願いをせざるを得ません。
(編集委員 松本恵生)
■社会保障制度改革国民会議報告書■------------------------------
ご存じの方も多いとは思いますが、8/6に出された報告書です。
(報告書P6)
(4)給付と負担の両面にわたる世代間の公平
① すべての世代を対象とした社会保障制度へ
少子高齢化の進行と現役世代の雇用環境が変化する中で、これまで
の日本の社会保障の特徴であった現役世代への給付が少なく、給付
は高齢世代中心、負担は現役世代中心という構造を見直して、給付
・負担の両面で世代間・世代内の公平が確保された制度とすること
が求められる。
社会保障の持続可能性にとってとりわけ重要なことは、子育て中の
人々など若い人々が日々の暮らしに安心感を持ち、将来に対し、夢
と希望が持てることであり、社会保障制度改革は、こうした視点か
ら取り組む必要がある。将来に対し、夢と希望を抱くことができる
社会保障を構築することによって、若い人々も納得して制度に積極
的に参加することができる。こうした観点から、若い人々も含め、
すべての世代に安心感と納得感の得られる全世代型の社会保障に転
換することを目指し、子ども・子育て支援など、若い人々の希望に
つながる投資を積極的に行うことが必要である。こうした取組を通
じて、若い人々の負担感ができる限り高まることのないようにする
ことが重要である。
(報告書)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokuminkaigi/pdf/houkokusyo.pdf
(第46回社会保障審議会介護保険部会資料)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000018367.html
社会保障に関し、どこまでもついて回るのは負担と給付のバランスです。現場を預かっていますと、当然ながら保険給付を受けている人たちに囲まれている訳ですから、給付抑制という言葉にはついつい敏感になってしまいますが、よくよく考えるまでもなく、我々もまた公平の名の下にこれらの保険給付や社会保障制度を支える担い手でもある訳です。このような視点でこの報告書を読み返すと、確かに手厚い給付は耳には優しいですが、現在の担い手や将来の担い手達にはどのように映っているのか?などなど、改めて様々な思いが巡ります。
(常任理事 松本善則)
■事務局からのお知らせ■---------------------------------
★<主任介護支援専門員フォローアップ研修>受講者募集
今年度の主任フォローアップ研修の開催が決まりました。
日 時: 平成25年12月18日(水)
場 所: ハートピア京都(京都市中京区)
テーマ: 対人援助のスーパービジョン
講 師: 植田 寿之 先生
<著 書>
『対人援助職の燃え尽きを防ぐ』
『物語で学ぶ 対人援助職場の人間関係』他多数
↓↓申込方法はこちらです
http://kyotocm.jp/pdf/20131218_kenshu.pdf
主任介護支援専門員の皆様は、ぜひご参加ください◎
★<第2回 京都府介護支援専門員研究大会>開催決定!
*厚労省老健局から介護支援専門官をお招きします*
平成25年11月30日(土)メルパルク京都(京都市下京区)にて、
今年も京都府研究大会の開催が決定しました!
テーマは、
~ケアマネジメントがもつチカラ~ です。
研究発表は、ケアマネジャーであれば誰もが経験をする
「関わりを拒否する利用者への支援」事例等を中心とした内容を
予定しています。
さらに、今回は →【厚生労働省】← より
宮永 敬市 氏(厚生労働省老健局振興課 介護支援専門官)をお迎え
し、気になる【次期介護保険改正の動向】等についてお話しいただき
ます。
京都にお越しいただける
大変貴重な機会となりますので、
是非とも皆様ご参加ください!!
↓↓申込書はこちらからどうぞ
http://kyotocm.jp/pdf/20131130_kenkyutaikai.pdf
★<第7回 日本介護支援専門員協会全国大会 in山梨>
平成25年12月14日(土)・15日(日)に開催される
全国大会の参加申込みがスタートしました!
今年は世界遺産に登録された富士山を臨む
山梨県での開催となります。
くわしくは下記リンク先をご覧ください。
▼大会ホームページ
http://www11.ocn.ne.jp/~ycma/zenkoku-top.html
▼全国大会参加申込ホームページ
http://www.fujiyama-tour.jp/kaigoshien2013.html
■ひとこと■------------------------------------------
最近、体重とお腹まわりをダイエットしたくてスポーツジムに入会しました。初回利用時には、体脂肪率・筋肉量・体重等の計測後「カウンセリング」があり、現在の自分の身体を理解し、半年後どのような身体になりたいか。その為にどのような運動と日常生活を送るのかを一緒に考えました。トレーナーにアセスメントと目標を管理してもらいました。
『これって!私がいつもやってることやん!』
「日常生活圏域ニーズ調査-個人台帳-」を見ていますと、自分自身の生活機能を理解して健康に長生きし、介護予防を推進する重要性は十分理解しました。しかし、財政難が論点になり、介護予防事業の普及推進をどのようにするかを考えるべきだと感じます。
「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるためには」どうすればいいのかを私たち介護支援専門員が、「個人と地域」を目標管理していく事を強く意識していかなくては(自分のお腹をみて)と感じています。
(編集委員 上村靖彦)
▼ △▼△▼△▼△▼△▼・発行人・▼△▼△▼△▼△▼△▼
社団法人 京都府介護支援専門員会・編集委員会
〒604-0874
京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
京都府立総合社会福祉会館(ハートピア京都)7階
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