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┏┏┏ 社団法人京都府介護支援専門員会
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┏ 2013/4★ 022号 ★
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□■2013年4月26日配信022号□■
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_/_/_/ 災害机上訓練について
~事業所・ケアマネジャーの役割とは?
_/_/_/新着情報
介護、医療、福祉関連のニューストピックスです
_/_/_/事務局からのお知らせ
_/_/_/ひとこと
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■災害机上訓練について~事業所・ケアマネジャーの役割とは?■------
4/13日(土)朝、聴きなれない音が携帯から・・・ん? 夢?・・・
05:33に播磨灘で地震発生の速報が携帯メールに入ってきました。
ちょうど阪神淡路大震災を思い出した瞬間でした。わが国は、いつどこで大きな地震が発生しても不思議ではないと言われています。
<“釜石の奇跡”について>
東日本大震災で、岩手県釜石市の小中学生は素早い避難を行い、大津波を生き抜きました。"釜石の奇跡"です。その中で、地震が発生したときには、放課後のため、ほとんどの子どもが下校していたのが釜石小学校です。学校にいないので先生の指示も受けられません。家に一人でいる子どももいました。しかし、子どもたちは大人顔負けの的確な判断で、全校生徒184人全員が一人も命を落とすことな
く無事に避難することができました。なぜか・・・
釜石は過去に何度も大きな津波に襲われました。そのため、通常の授業の中に防災授業を盛り込み、防災教育を粘り強く行なった成果である。
今、こうしてメルマガを読んで頂いている時に、起こりうる災害に備えて、いざ災害に見舞われた場合、何ができるのか? 何を求められ、行動すれば良いのか?
通所系サービスや施設サービスとは違い、日頃から避難訓練等を身近に感じる機会のない我々は、実はこのことについて、あまり考えられていない・・・のが実情ではないか?とも思ったりします。
安否確認や要援護者の情報収集、避難所生活における介護サービスの継続等様々な動きが求められる中、平常時からの取りくみが大変重要になってきます。このことは、事業所単位ではなく、地域の方、関係機関と共に考える必要もあります。例えば、地域包括と居宅介護支援では日頃ケースの相談や相談はしているが、圏域内での横のつながりは持てているかどうか? 運営推進会議に参加している包括職員は、呼ばれたから参加している・・・というゲスト参加になってないか(少なくとも避難訓練に一緒に参加したことがあるか)?など。
京都府介護支援専門員会の実務経験者更新研修において、災害時に取るべき行動を時系列で考える机上訓練で役割を再認識しようという特別講義が開催されています。 是非、今回受講される方は、単に研修の講義として聴くのではなく、実務を想定しながら真剣に取り組んで頂ければ幸いです。
また、すでに受講された皆様は、これを事業所に持ち帰り、意見交換して頂き、さらに地域と関係機関の方々と一緒にこのことを考えて頂ければ幸いです。
(編集委員 松本恵生)
去る3月に京都府地域包括・在宅介護支援センター協議会の総会で、昨年の宇治市での水害で被害が大きかった地域を担当されている東宇治南地域包括支援センターの報告を聞きました。当日は出勤4名のところ2名で対応されたとのこと。
広範囲の災害になれば、事業所や勤務する職員も被災者になる訳です。この報告を受け、我が事業所でも早速シミュレーションを試みましたが、各人各様の反応があります。程度にもよりますが、自分や家族に何らかの被災があった場合、個人としての立場をとるか?仕事を優先するか?の究極の選択に迫られることになるでしょう。東日本大震災でも多くのケアマネジャーがこのジレンマに立たされ
たと聞いています。
災害に備えてやるべき事は沢山ありますが大抵は時間や労力、物やお金で淡々と解決できるものです。只、前述のジレンマは全く別物でこう言ったシミュレーションにはそれなりの精神的な負担が伴います。ケアマネジャーという職業に対するそれぞれに関わり方や思いは違います。就労すること自体や事業所、所属法人に対する関わりもしかり。どのようなポジションかでも判断は違ったものにな
るでしょう。しかしながら事業所として、ケアマネジャーとして大きな社会的責任を負っていることは事実です。
支援の優先順位もまたしかり。実際の災害の場では普段は思いもよらない、また、机上では計り知れない究極の選択に迫られる場面が数多くあるということ。
少なくとも淡々と準備できることについてはしっかりとやっておきたいものです。
(常任理事 松本 善則)
■新着情報■------------------------------------------------
公益社団法人 京都府介護支援専門員会ホームページ更新のお知らせ
http://kyotocm.jp/
2013/3/29以降の更新状況
2013/04/24
【平成25年度第一回京都府介護支援専門員専門研修・実務経験者更新研修【専門研修【課程Ⅱ】についての申込み状況等についてのお知らせ】
▼平成24年度第2回主任介護支援専門員研修修了者にかかる1か月後の実態調査の書式をUPしました
▼平成25年度第一回介護支援専門員更新研修・専門研修〈課程Ⅱ〉の募集を開始いたします(A~Dコース)
2013/04/08
【厚労省通知】介護保険最新情報Vol.326発出
2013/04/02
【厚労省通知】介護保険最新情報Vol.325発出
2013/04/01
【厚労省通知】介護保険最新情報Vol.322~324発出
2013/03/29
【メールマガジン】「021号」を配信しました。
■事務局からのお知らせ■---------------------------------------
★<更新研修 専門研修課程Ⅱ>第2回募集について
標記の研修につきまして、第2回募集のご案内を
【5/1(水)】に当会ホームページへもUPしますので、
どうぞご活用ください!
京都府介護支援専門員会ホームページ
⇒
http://kyotocm.jp/
★会員証を発送しました!
平成25年度より、当会会員証を作成いたしました。
3/15までに会費・入会金のご入金を確認できた方宛に、
会報「京都ケアマネ・ポート」42号に同封し、お送りしています。
3/15以降にご入金いただきました方や、
金融機関からのデータ授受の事情で今回お届けできなかった方は、
6月初旬ごろに発送を予定しておりますので、
ご査収をよろしくお願い申し上げます。
■ひとこと■------------------------------------------
季節外れの雪、寒波、台風並の強風、そして播磨灘での大地震と「何かがおかしい」と感じているのは私だけではないと思います。自然災害への対処、対応について個人的にもまた事業所的にも、人事ではなく考えていくべきだと強く感じています。
介護支援専門員の業務から一線を退く、人事異動があり、新鮮&複雑な気持ちで日々を送っています。
「目標を管理する」のが介護支援専門員の業務だと教えられ従事してきたので、少し目線は変わりましたが、スタッフと共にチームケアを実践していくことで、利用者さんへの「目標管理」に変化はないのだと感じています。
読者の皆さんの変化を是非お聞かせ下さい。
(編集委員 上村 靖彦)
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