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┏ 2013/1★ 019号 ★
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□■ 2013年1月25日配信019号□■
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_/_/_/介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と
今後のあり方に関する検討会における中間整理
_/_/_/新着情報
介護、医療、福祉関連のニューストピックスです
_/_/_/事務局からのお知らせ
_/_/_/ひとこと
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■介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と
今後のあり方に関する検討会における中間整理■--------
国において、平成24年3月から、これまで7回にわたり議論が重ねられた検討会は、この度、中間的な整理が取りまとめられています。
見直しの視点は大きく2つあり、「介護支援専門員自身の資質向上に係るもの」と「介護支援専門員が自立支援に資するケアマネジメントが実践できるようによる環境整備に係るもの」とされています。
各論としては、
①ケアマジメントの質の向上に向けた取り組み②介護支援専門員実務研修受講試験の見直し③介護支援専門員に係る研修制度の見直し⑤ケアマネジメントの質の評価に向けた取り組み、その他、保険者機能や地域ケア会議の強化等も挙げられています。
詳細は下記、厚生労働省HPより
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002s7f7.html
その中で、ポイントかな?と思える点と、反面、疑問に感じる点もあり、少し取り上げてみたいと思います。
ひとつは、
「ケアプラン様式とは別の課題抽出のための新たな様式の活用を進めるべきである…」
←確かに、介護給付のケアプランの様式は、せっかく行ったアセスメントと課題分析が、様式上、反映されにくい。このことは予防プランの様式のほうが、わかりやすく効果的(様式に慣れることも必要だが)だと感じます。そもそも、介護
と予防でプランが異なるのでなく、統一の書式としても問題なく、むしろそれの方が良いと感じています。
次に「モニタリングについて、ケアプラン様式とは別に適切な評価のための新たな様式の活用やデーター収集・集積を進めるべき」とあります。
←評価の様式は、すでに今、存在し活用しているのに、どうして新たに必要なの?と感じます。書類が増え、それを書く(埋める)事務作業にまた忙殺…ってことにならないか心配です。
以下の項目は、727件のパブリックコメントの意見が反映されているのかもしれませんが、「介護支援専門員が介護報酬を請求できるのは、給付管理を行った場合に限られており、アセスメントの結果、介護保険の法定サービスは利用せず、インフォーマルサービスのみの利用となった場合(給付管理が発生しない場合であっても)にも、ケアマネジメントを適切に評価する仕組みを検討すべきである。」
←これはもっともだと思います。支援を必要と感じていない利用者かつ、周りからみて支援が必要なケースを粘り強く、関わり続けること・つながり続けることは、重要なことであり、評価されるべきです。
最後に、「保険者機能の強化等による介護支援専門員の支援について…」
←保険者が我々のバックアップを考えてくれていることはありがたいことです。
ただ、私が期待する保険者の機能とは、ここに記載されているようなことではなく、保険者として、介護の現場の声に耳を傾け、今の地域や介護事業所が抱える課題を国に声として挙げてもらいたいと思います。保険者は地域住民が必要とす
るサービスを提供するための土台作りが責務ではありますが、現状は、介護現場で働く職員の不足や事業所の縮小なども身近に感じています。このままで良いのでしょうか?「量」ではなく、「質」に目を向け、耳を傾けて欲しい。昨年秋に
は、障がい者虐待防止法もスタートされ、ますます保険者の役割(虐待を受けた障がいのある方の保護や支援等)は大きなものになっています。反面、処遇困難事例で一緒に動いてくれる保険者の職員は増員されず、むしろ削減されているのでは?…とさえ感じられます。
(編集委員 松本恵生)
指摘されている課題の中にもある通りに「ケアマネジャーの資質に差がある」という事も事実で質の向上は必要だと考えます。アセスメント、担当者会議、ケアプラン作成、モニタリングのプロセスにおける標準化が明確になることは検討さ
れるべきことと思います。
また「保険者機能の強化による介護支援専門員の支援」についてもお願いしたいところです。保健、医療、福祉との連携が必要なように、保険者も利用者を支援していくチームの一員としての関わりが今以上に必要と思います。
この検討会で個々の資質や全体の環境が整備され、私たちケアマネジャーはさらなる成長と質の向上ができると思いますし、願っています。やっぱり現場のケアマネジャーは利用者に「最高の支援がしたい」という共通目的があるもですから。(しかし過剰な事務業務は勘弁です)
(編集委員 西村篤)
介護支援専門員に係る研修制度の見直しに関して、「実務研修の時間数は、求められる介護支援専門員の知識や技術に比し、不足しているとの意見がある」との事。京都府では、1月から実務研修が実施されているところです。ファシリテータ
ーで参加している経験から、確かに時間数が足りないと実感しています。単純に現状の5日から6日と1日追加するだけでも、ケアマネジメントの重要性と演習が充実するのではと個人的に感じます。「基礎研修の必修化」も同様に賛成します。
「資質向上」には多様な視点、課題があると思いますが、まずは単純に事業所内でケアマネジャーからケアマネジャーに対して指導・助言することが必要だと感じています。
(編集委員 上村靖彦)
以前に触れたかもしれませんが、ケアマネジャーの「資質」をはかる手だてが介護給付の総額やケアプランという一つの「アウトプットされたもの」しかないというのが残念なところです。やはり重要なのはプロセスであって、似たようなアウトプットでもそのプロセスは全て違うはず。最終的なケアプランに至ったプロセスを振り返って倫理的に伝えることが出来なければまた、このあたりをきちんと発信できなければ、いくら帳票が増えても同様の批判が繰り返されることになるかもしれません。当会が行った今回の専門研修Ⅱの改訂版で、言わばブラックボックス化しているケアマネジャーの思考のプロセスを読み解くことをプログラムに組み入れました。研修の場だけでなく、受講した一人一人がこの手法を持ち帰り、現場で実践し、当たり前のようにそれが発信できる。そんな研修効果を期待しています。
(常任理事 松本 善則)
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【研修】「問題を解決するための支援計画を作成する~実践で活用できる記録~」
研修開催のご案内
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1/16(水)アスピアやましろでの研修についてお知らせ
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【認定調査】「要介護認定訪問調査員」募集のご案内
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【研修のご案内】
各研修、現在好評受付中です!
毎日たくさんのお申込みを頂いています。
ありがとうございます!
ご希望の研修がある方は、お早目のお申込みがオススメです◎
★3/1(金)「施設ケアマネジャー研修」
「施設ケアマネジャーの役割と施設サービス計画書作成の要点」をテーマに、特別養護老人ホーム 緑風園(北海道登別市)総合施設長の菊地 雅洋 先生 を講師にお迎えします。
居宅介護支援事業所等、施設以外にご勤務されている方も大歓迎です◎
↓↓ご案内はこちら↓↓
http://kyotocm.jp/studyinfo/pdf/20130301.pdf
★3/2(土)
「問題を解決するための支援計画を作成する~実践で活用できる記録~」
「相談援助職の書き方―短時間で適切な内容を表現するテクニック―」の著者、
東京学芸大学 特任准教授 八木 亜紀子 先生を講師にお迎えし、
「記録」についての研修を行います。
多忙な日々の中で「記録」に悩まされている方…
事業所でのOJTに苦心されている方…
ご自身のやり方に自信を持ちたい方…
ぜひ、みなさまのスキルアップの機会としてご活用ください◎
↓↓ご案内はこちら↓↓
http://kyotocm.jp/studyinfo/pdf/20130302.pdf
★3/18(月)・19(火)
「ケアマネジャーのための在宅利用者の医療的処置と観察入門」
京都光華女子大学(京都市右京区)にて、標記研修が開催されます。
研修目標は…
「訪問看護利用者の身体状況を利用者情報シートから読み取り、イメージできる」
医療機関と連携する際、お役に立てていただきたい情報がもりだくさんです!
↓↓ご案内はこちら↓↓
http://kyotocm.jp/studyinfo/pdf/20130318-19.pdf
■ひとこと■------------------------------------------
2013年、1回目のメルマガです。今年もよろしくお願い致します。
私事ですが、昨年12月から自事業所内で内部異動が生じ、「通所介護」の責任者として兼務しております。サービス担当者会議に「通所介護」の相談員として参加する事があるのですが、ケアマネジャーの皆さんが私と面識があることもあり、「緊張します」「やりにくい」の声を聞きます。私的には楽しんでます(失礼な表現ですいません。主任介護支援専門員としての立場で考えますと地域のケアマネジャーさんの状況やマネジメント方法が実感できる場としてのことです)。
今後ともお願い致します。
(編集委員 上村靖彦)
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