221号 2025/02

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公益社団法人 京都府介護支援専門員会
★ メールマガジン ★
□■2025年2月28日配信 通算221号■□
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CONTENTS

_/_/_/健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023

_/_/_/研修冊子について

_/_/_/当会ホームページについて

_/_/_/ひとこと

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■健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023■

厚生労働省から「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」が公開されています。前回(2024年7月のメールマガジン)では「健康づくりのための睡眠ガイド2023」というタイトルで書きましたが、今回はこの身体活動・運動ガイドを読んでみましたので、推奨事項などの役に立ちそうな部分や要点を抜き出してご紹介したいと思います。

 

全体の方向性として、「個人差を踏まえ、強度や量を調整し、可能なものから取り組む。今よりも少しでも多く身体を動かす」となっています。

 

身体活動の推奨事項として、高齢者向けには「歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日40分以上(1日約6,000歩以上)」となっています。

成人向けには高齢者よりももう一段の運動量が求められており、「歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上(1日約8,000歩以上)」となっています。

 

座位行動として、「座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意する(立位困難な人もじっとしている時間が長くなりすぎないように少しでも身体を動かす)」となっています。 歩いて動くことができる人はなるべく歩く方がいいのは当然ですが、寝たきりなどで立位が困難な人に向けても、少しでも体を動かすことを推奨しています。立位が困難で寝たきりの方にも身体状態に応じたリハビリテーションが大切だと思います。

 

成人版の科学的根拠のところには、「身体活動と生活習慣病発症や死亡リスクの間には、身体活動量が多いほど、疾患発症や死亡リスクが低い」とあります。少しでも体を動かすことで健康に近付けると思います。

高齢者版の科学的根拠のところには、「有酸素性身体活動は認知機能低下を予防する可能性があることが確認されています」とありますので、高齢者であるご利用者には少しでも体を動かすことを勧めてみるといいでしょう。

 

ご興味のある方はこの「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を是非読んでみて下さい。自分自身やご利用者が少しでも健康で元気にいられる一助になると思います。

ちなみにこども版もあり、「座りっぱなしの時間、特にスクリーンタイム(テレビ視聴やゲーム、スマートフォンの利用など)を減らす」とありますが、子どもに限らず我々大人にも当てはまりそうですね。

(広報委員 河東 大樹)

 

■研修冊子について■

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例年、4月に年間の介護支援専門員更新研修や当会の企画研修などをまとめた研修冊子を会員様に送付しておりましたが、令和4年度から研修冊子は作成しないこととなりました。

令和7年度の法定研修に関しましては、当会ホームページで4月上旬に情報を提供する予定です。

https://www.kyotocm.jp/informations/?cat=seminars

 

■当会ホームページについて■

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研修情報やお知らせ、他団体様からの研修会・講演会などのご案内を掲載し随時更新しております。
https://www.kyotocm.jp/

 

■ひとこと■

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現在、大学の社会福祉系学部の学生を実習生として受け入れています。

わたしたちの日頃の仕事ぶりを先入観なくまっさらな目で観察している実習生の視線を浴びるのは、なかなか新鮮です。

実習生は、私たちの仕事を初めてライヴで目にします。

訪問業務に同行して十人十色の利用者像に触れて驚いたり、日々応じている相談内容の幅広さに目を丸くしている様子は、わたしたち介護支援専門員の業務の多様さをあらためて物語っているといえます。

できることなら、その先に見える介護支援専門員ならではの多職種連携の手腕を発揮した支援内容にも、しっかり気づいてほしいと思いながら実習生とかかわっています。

(理事 西村 聡)

 

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発行:公益社団法人 京都府介護支援専門員会・広報委員会

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