218号 2024/11

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公益社団法人 京都府介護支援専門員会
★ メールマガジン ★
□■2024年11月29日配信 通算218号■□
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CONTENTS

_/_/_/評価について

_/_/_/研修冊子について

_/_/_/研修のご案内

_/_/_/当会ホームページについて

_/_/_/ひとこと

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■評価について■

次年度の予算を立てる時期になった。お恥ずかしいことだが、当会の役員になるまで、秋に次年度の予算を立てる意識がなかった。「現場の一ケアマネジャーに過ぎないから、考える機会も学ぶ機会もなかったのだ」というのは言い訳らしい。時を経て気がつくと、まわりが当たり前に身に付けている技術や知識や倫理に気がついて愕然とすることがある。まじめに仕事をしてきたのに、この差は一体いつついた?予算計上と業務評価は、私にとってそういうジャンルだ。

予算をつけてもらうには成果を証明する必要がある、ここで登場するのが業務評価である。スーパーバイザーに相談したところ、バイザーから「佐藤さん、何の評価軸使ってる?」と問われ、答えに詰まった。

対人援助職、特に間接援助業務の評価軸は難しいと思う。

バイザーから学んだ評価軸は3つあった。一つ目はプロセス評価。二つ目はストラクチャー評価。三つ目はアウトプット評価である。

プロセス評価は、どのようなプロセスを歩んだかを評価する、と捉えた。使いこなすにはゴールを明確に設定する必要がある。それができないと迷子になる。

ストラクチャー評価は、仕事作りと捉えた。仕事をいかに構造化できたか。テーマ、期間、人、物、など構造をデザインする。根気よく丁寧な根回しや、対話、時と場所を選ぶことも大切だろう。

アウトプット評価は数字で示せるもの。第三者から見たわかりやすさは一番だろう。一般的に求められる評価はこれかもしれない。

法定研修の研修記録シートも一つのツールである。それを使って、プロセスを歩むか、構造化を図るか、アウトプットを狙うか。いろんな使い方が考えられる。

(常任理事 佐藤 弓子 )

 

■研修冊子について■

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例年、4月に年間の介護支援専門員更新研修や当会の企画研修などをまとめた研修冊子を会員様に送付しておりましたが、令和4年度から研修冊子は作成しないこととなりました。令和6年度の法定研修に関しましては、当会ホームページで情報提供しております。

また、当会ホームページでは関係機関からのお知らせなど、広く当会の事業に関する情報などを提供しております。

https://www.kyotocm.jp/informations/?cat=seminars

 

■研修のご案内■

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【企画研修】

◆ヤングケアラーの現状と支援 介護支援専門員の役割を考える

日時:令和7年1月27日(月)14:00~16:00

開催方法:Web会議システムZoom

定員:90名(先着順)

受講料:会員2,200円(税込) 非会員4,400円(税込)

講師:斎藤 真緒 氏/立命館大学 産業社会学部 教授

寺田 純子 氏/公益財団法人京都市ユースサービス協会

詳細・お申込みはこちら↓↓↓

https://www.kyotocm.jp/download/r06kikaku20250127/

 

◆生活支援記録法(F-SOAIP)実践の可視化

日時:令和7年2月3日(月)14:00~16:30

開催方法:Web会議システムZoom

定員:90名(先着順)

受講料:会員2,200円(税込) 非会員4,400円(税込)

講師:甲田 由美子 氏/公益社団法人京都府介護支援専門員会 常任理事

詳細・お申込みはこちら↓↓↓

https://www.kyotocm.jp/download/r06kikaku20250203/

 

■当会ホームページについて■

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研修情報やお知らせ、他団体様からの研修会・講演会などのご案内を掲載し随時更新しております。
https://www.kyotocm.jp/

 

■ひとこと■

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「救命病棟24時」2000年頃だったでしょうか?とても有名な医療ドラマがあり、当時介護福祉士としての道を歩み始めた私は、そのドラマの中で俳優の江口洋介さんが演じる進藤先生の大ファンでした。

進藤先生が熱弁する一コマで「~前略~ 俺たちにとって一番怖いのは、患者の信頼を失うことじゃないのか?俺たちが患者を生かしているんじゃない。患者が俺たちを生かしてくれてるんだ!」

というセリフが今も私自身の胸の真ん中にあり、仕事をするうえで強く影響を受けています。一方で、相談援助の仕事についている今、よく感じることは、ご利用者やご家族などいわゆるクライエントが自立して暮らせることが一つの目標であるとしたら、「相談されなくなってこそ、相談援助職としての成果」と感じることもあります。いずれにせよ、介護や医療の現場において、その主体は「患者、利用者」であることは間違いないと肝に銘じながら、時にはうまくいかないこともありながら、また明日も頑張りたいものです。

(理事 桝村 雅文)

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発行:公益社団法人 京都府介護支援専門員会・広報委員会

〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375

京都府立総合社会福祉会館(ハートピア京都)7階

TEL :075-254-3970

FAX :075-254-3971

MAIL:info@kyotocm.jp URL: https://www.kyotocm.jp/

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