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公益社団法人 京都府介護支援専門員会
★ メールマガジン ★
□■2024年8月30日配信 通算215号■□
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CONTENTS
_/_/_/これからの「公」「共」「私」
_/_/_/研修冊子について
_/_/_/研修のご案内
_/_/_/当会ホームページについて
_/_/_/ひとこと
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■これからの「公」「共」「私」■
日本の人口は2004年をピークに減少傾向が続き、今後100年間でおよそ100年前(明治30年代)の水準に戻ると、国立社会保障・人口問題研究所は指摘しています。この急激な変化は、1000年単位でみても過去に類をみない極めて急激な減少だそうです。
各事業分野で、人手不足が深刻化しています。運輸業、建築業のほか、コンビニやファミレス、そしてわれわれ介護の分野も例外ではありません。今般の報酬改定も、人員不足の深刻化を見越した内容が多かったことにお気づきでしょう。
もちろんこれらすべてが、人口減少問題のみに起因するとはいえません。しかし、100年単位のこの大きな人口減少の流れは、さまざまな分野に影響を及ぼします。
人口が減少すると、市場規模が縮小し民間事業者の撤退やサービスの減少が生じます。
役所などの行政機能も、経営資源の制約により従来のサービスを維持することが難しくなります。
一人暮らしの高齢者世帯は増え、家族の扶助機能が低下します。
地域社会の住民同士のつながりの希薄化も進むでしょう。
ちょっと話はかわります。
最近聞いた話です。
「クラブ」と言えば、音楽が流れるなかでお酒を飲んだり踊ったり仲間と喋ったり、賑やかに遊ぶ店です。これが、夜の歓楽街での当たり前の過ごし方でした。音楽や酒を介して人と人とが交流していたわけです。
ところが近頃は、少し様変わりしているそうです。
「クラブ」に来た客は、店の中でも、めいめいが俯いて思い思いにスマホをいじっている…、そんな光景がみられるというのです。「クラブ」に行ってさえも、そのようなスタイルなのです。
なるべく人と交わらず周囲の人と距離をおいて自分一人で完結させてしまう「いまどきの生活様式」が、ここにまで及んでいる…、このエピソードを聞いた時、地域住民の関係性の希薄化、家族の扶助機能の低下などの地域課題について考えるケアマネジャーである私は、うそ寒い思いがしました。
特に若い世代に見られるこの「いまどきの生活様式」が簡単に変わるとも思えません。このスタイルで生きても、当座その日その日は困ることのない時代になってしまったのですから…。
周囲と関わらない生活の気楽さ快適さを知ってしまった人が、今後、地域住民の主流になっていきそうです。(想像の域を出ませんが確実性は高いように思うのです)。そして、その地域社会の構成単位としての「人」が減っていく…。(これはおそらく避けられない予測です)。
「公」にも「共」にも「私」にも、過度な期待は現実的ではありません。
地域課題の解決がそう簡単ではないことから、「重層的支援体制整備事業」では、「伴走型支援」の重要性が強調されています。
これも社会意識の変化や人口減少の影響などを見据えたものなのでしょう。
このうえは、「公」「共」「私」それぞれの協力関係の再構築に取り組むことが重要になってくるのだと思います。
(理事 西村 聡)
■研修冊子について■
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例年、4月に年間の介護支援専門員更新研修や当会の企画研修などをまとめた研修冊子を会員様に送付しておりましたが、令和4年度から研修冊子は作成しないこととなりました。令和6年度の法定研修に関しましては、当会ホームページで情報提供しております。
また、当会ホームページでは関係機関からのお知らせなど、広く当会の事業に関する情報などを提供しております。
https://www.kyotocm.jp/informations/?cat=seminars
■研修のご案内■
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【企画研修】
◆「認知症基本法」地域共生社会の実現に向けて
日時:令和6年9月25日(水)14:00~16:00
開催方法:Web会議システムZoom
定員:90名(先着順)
受講料:会員2,200円(税込) 非会員4,400円(税込)
講師:鎌田 松代 氏/公益社団法人認知症の人と家族の会 代表理事
認知症施策推進関係者会議(国の認知症基本計画策定)委員
西京区在宅医療・介護連携支援センター
詳細・お申込みはこちら↓↓↓
https://www.kyotocm.jp/download/r06kikaku20240925/
【研究大会】
第11回京都府介護支援専門員研究大会の詳細が決定しました。申込受付を開始しましたので是非ご参加ください。
◆第11回京都府介護支援専門員研究大会 たずさわることから見えてくる「その人らしさと地域での暮らしを支えるケアマネジメント」
開催日時:令和6年10月19日(土)14:00~16:30
開催場所:ハートピア京都 3階 大会議室(京都市中京区清水町375)
定員:100名(定員になり次第締切)
参加費:会員3,300円(税込) 非会員6,600円(税込)
詳細・お申込みはこちら↓↓↓
https://www.kyotocm.jp/download/ckca_2024taikai/
【府民公開講座】
◆公益社団法人京都府介護支援専門員会 令和6年度府民公開講座
『認知症がくれた贈り物』
日 時:令和6年11月9日(土)14:00~15:30
開催場所:ハートピア京都 3階 大会議室(京都市中京区清水町375)
参加費:無料(定員120名・先着順)
【講演】「認知症がくれた贈り物」
講師:映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」監督 信友直子氏
※本公演会では、映画の上映はありません。
詳細・お申込はこちら↓↓↓
https://www.kyotocm.jp/informations/20241109_fuminkouza/
■当会ホームページについて■
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研修情報やお知らせ、他団体様からの研修会・講演会などのご案内を掲載し随時更新しております。
https://www.kyotocm.jp/
■ひとこと■
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夏には夏野菜を当たり前のように家で栽培していました。獅子唐・トマト・茄子・きゅうりなど。たまにはひまわりや朝顔などの花が咲いていました。当たり前だった夏の景色がいつの間にか変わり、最近は何も作っていません。両親が出来なくなり、代わりにするのもなかなか難しく、また夏がどんどん暑くなり作る物も変わってきているように感じます。今年はさくらんぼやぶどうなどの果物の出来も、天候の加減か不出来だと聞きましたが、お目当ての果物をお店で見る事もできませんでした。
今年の夏はいつも以上に熱中症に罹られるご利用者の方が多いように思われませんか。みなさまも熱中症の対策をされてますか。今まで当たり前だった夏の過ごし方が、ご利用者の方への支援の内容が、変わってきていると感じます。自然に合わせて私たちの生活も暮らしも、人との関わりや支援することまで変わらないといけないことを、熱中症警戒アラートと共に考えさせられます。
(広報委員 橋本 かおり)
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発行:公益社団法人 京都府介護支援専門員会・広報委員会
〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
京都府立総合社会福祉会館(ハートピア京都)7階
TEL :075-254-3970
FAX :075-254-3971
MAIL:info@kyotocm.jp URL: https://www.kyotocm.jp/
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