━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
公益社団法人 京都府介護支援専門員会
★ メールマガジン ★
□■2025年5月30日配信 通算224号■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CONTENTS
_/_/_/介護人材不足と多国籍化
_/_/_/研修冊子について
_/_/_/研修のご案内
_/_/_/当会ホームページについて
_/_/_/ひとこと
——————————————————————————–
■介護人材不足と多国籍化■
介護人材が不足してきていると言われだして久しいが、2045年には大きく人口が減少しだし2060年には日本の総人口が8600万人程度になると推計されており、今よりもさらに介護人材が不足すると言われている。2025年と2060年を比べると総人口が3000万人以上減少する推計にも関わらず、高齢者人口だけを見ると微減となっており、介護人材の不足度合いは想像の範疇を超えるものとなっている。
そうしたことも踏まえ、現在多くの法人や企業で外国人材の活用が進み、介護人材の多国籍化が進んでいる。外国人介護者が介護現場に入ることで、「ご利用者への影響が気になる」といったネガティブな意見を聞くことも多い。しかし、実際にまだ特定技能や技能実習生を受け入れたことのない法人等の方は信じられないかもしれないが、驚くほどにご利用者はスムーズに外国人介護者を受け入れている現状がある。
私が勤務する法人でも特定技能外国人を受け入れているが、嬉しい影響が多く見られている。一つに「家族のため」に遠い国へ来て働く外国人に対し、ご利用者が非常に優しく接してくださることだ。そして、早く一人前になれるよう親心ともとれる愛のあるやり取りが見られている。ご利用者が特定技能外国人へ「分からないことがあればちゃんと聞くんやで」と積極的に声掛けを行っておられるのを見かけると、ご利用者自身が単に「利用者」としてではなく、社会や家庭の中でかつて獲得していた「役割」や「立場」を改めて自覚し、見守り育てるべき存在に温かく接しているように感じる。
さらに嬉しい影響として、OJTの場面で先輩職員が自然とチームを形成し団結して関わるようになったことがあげられる。法人や施設により状況は変わるが、職員の中にも育てようとする強い気持ちが芽生えているように感じる。
とはいえ、住む場所の問題や介護福祉士資格が取れなかった時に帰国しなければいけない問題などはどうしても存在してしまう。しかし、国が進める「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」は現時点で一定の効果を得ているのではないかと思う。
そういった意味からも、中長期ビジョンの元、外国人材を受け入れていくことで新たな展開がみられるのではないかと期待してしまう。私たち介護支援専門員も不足していくことが予測されている中で、介護支援専門員の処遇を含め新たに舵をきる段階にきているのではないだろうか。
そのような中、当会が果たすべき役割はより重要になっていくと感じる。来月6月には当会の理事選挙を控えており、介護支援専門員の処遇等がより良くなることを期待せずにはいられない。
(広報委員長 中嶋 優)
■研修冊子について■
——————————————————————————–
例年、4月に年間の介護支援専門員更新研修や当会の企画研修などをまとめた研修冊子を会員様に送付しておりましたが、令和4年度から研修冊子は作成しないこととなりました。令和7年度の法定研修に関しましては、当会ホームページで情報提供しております。
また、当会ホームページでは関係機関からのお知らせなど、広く当会の事業に関する情報などを提供しております。
https://www.kyotocm.jp/informations/?cat=seminars
■研修のご案内■
——————————————————————————–
【企画研修】
◆個別事例を通じた事例検討会in金魚鉢方式
日時: 令和7年6月25日(水)13:00~17:00
開催場所:登録会館 2階ホール
定員:60名(先着順)
受講料:会員3,300円(税込) 非会員6,600円(税込)
講師:福富 昌城 氏/花園大学 社会福祉学部社会福祉学科 教授
詳細・お申込みはこちら↓↓↓
https://www.kyotocm.jp/download/kikakur070625/
■当会ホームページについて■
——————————————————————————–
研修情報やお知らせ、他団体様からの研修会・講演会などのご案内を掲載し随時更新しております。
https://www.kyotocm.jp/
■ひとこと■
——————————————————————————–
役員改選の時期を迎えました。6月21日の総会で新たな役員さんが決まり、徐々に体制が整ってくると思います。多忙な日常業務を担いながら、会の代表として運営に関わるということは、時間も気力も体力も必要ですから、とても大変なことだと思います。会員の皆様におかれましては引き続き、当会の運営にご協力くださいますようお願いいたします。
(常任理事 佐藤 弓子)
——————————————————————————–
発行:公益社団法人 京都府介護支援専門員会・広報委員会
〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
京都府立総合社会福祉会館(ハートピア京都)7階
TEL :075-254-3970
FAX :075-254-3971
MAIL:info@kyotocm.jp URL: https://www.kyotocm.jp/
——————————————————————————–











