216号 2024/09

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公益社団法人 京都府介護支援専門員会
★ メールマガジン ★
□■2024年9月27日配信 通算216号■□
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CONTENTS

_/_/_/「敬老の日」に寄せて

_/_/_/研修冊子について

_/_/_/研修のご案内

_/_/_/当会ホームページについて

_/_/_/ひとこと

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■「敬老の日」に寄せて ■

今年は9月16日が敬老の日でした。毎年、厚生労働省から全国の100歳以上の高齢者数が発表されますが、今年は9万5119人で過去最高となっています。54年連続で増加し、全体のうち女性が88.3%を占め、8万3958人となるそうです。最高齢は116歳の方との事です。

介護支援専門員を始めた頃は100歳を超えられる利用者はめずらしくお出会いすると驚いたものですが、最近は時折お見かけするようになりました。少し前まで100歳を超えた男性の方を担当させていただいていましたが、心身ともにお元気な事に驚きました。残念ながらお一人暮らしは大変になってきたといわれ、施設入所され支援終了となってしまいました。

私事ですが今夏はケアマネになり初めて入院しました。病院職員より「お世話になっています」「退院支援には不可欠ですよね」とありがたい言葉をかけてもらいました。が、「どうして病気のことを何も知らない人がケアマネできるの」「最近のケアマネさんたち勉強不足、話が通じない」という事も言われました。入院した急性期病棟でも若い患者は少なく、大部屋の同室の方々は80歳超えの方たちでした。お一人の方に退院支援相談員が来られ「今までお風呂どうしていたの?」と聞かれると「デイサービスに行っていた」と。「じゃあケアマネさんは?」の答えが「そんな人知らない、会ったことない」と言われていました。今までの在宅生活を送られている中で、またこれから退院に向けて私たちは必要ではないかと思っていたのですが、ご本人の中にケアマネの存在がないと知った瞬間です。違う環境からご利用者の現実を知る機会となりました。

超高齢社会にすでに突入し、生産年齢人口が減っている中で、私たちを取り巻く環境も様変わりしています。医療・福祉の人材が不足し介護難民が生まれていること等、様々な問題や課題を抱えています。超高齢社会の対策としては、地域包括ケアシステムが重要と言われています。敬老の日に寄せて「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」という法の精神の下、私たちの関わり方を改めて振り返る機会にするのも良いのではないかと考えます。

(広報委員 橋本 かおり)

 

■研修冊子について■

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例年、4月に年間の介護支援専門員更新研修や当会の企画研修などをまとめた研修冊子を会員様に送付しておりましたが、令和4年度から研修冊子は作成しないこととなりました。令和6年度の法定研修に関しましては、当会ホームページで情報提供しております。

また、当会ホームページでは関係機関からのお知らせなど、広く当会の事業に関する情報などを提供しております。

https://www.kyotocm.jp/informations/?cat=seminars

 

■研修のご案内■

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【企画研修】

◆成年後見×ACP ケアマネジャーとして知っておきたいお金や身元保証の話

開催日時:令和6年11月30日(土)14:00~16:00

開催場所:京都経済センター 3階 3-H会議室

定員:48名(先着順)

受講料:会員3,300円(税込) 非会員6,600円(税込)

講師:福村 雄一 氏/司法書士法人福村事務所 代表

東大阪プロジェクト~在宅医療を地域で支えるためのプロジェクト~ 代表

詳細・お申込みはこちら↓↓↓

https://www.kyotocm.jp/download/r06kikaku20241130/

 

【研究大会】

◆第11回京都府介護支援専門員研究大会 たずさわることから見えてくる「その人らしさと地域での暮らしを支えるケアマネジメント」

開催日時:令和6年10月19日(土)14:00~16:30

開催場所:ハートピア京都 3階 大会議室(京都市中京区清水町375)

定員:100名(定員になり次第締切)

参加費:会員3,300円(税込) 非会員6,600円(税込)

詳細・お申込みはこちら↓↓↓

https://www.kyotocm.jp/download/ckca_2024taikai/

 

【府民公開講座】

◆公益社団法人京都府介護支援専門員会 令和6年度府民公開講座

『認知症がくれた贈り物』

日 時:令和6年11月9日(土)14:00~15:30

開催場所:ハートピア京都 3階 大会議室(京都市中京区清水町375)

参加費:無料(定員120名・先着順)

【講演】「認知症がくれた贈り物」

講師:映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」監督 信友直子氏

※本公演会では、映画の上映はありません。

詳細・お申込はこちら↓↓↓

https://www.kyotocm.jp/informations/20241109_fuminkouza/

 

■当会ホームページについて■

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研修情報やお知らせ、他団体様からの研修会・講演会などのご案内を掲載し随時更新しております。
https://www.kyotocm.jp/

 

■ひとこと■

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この度の能登半島の洪水で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

今回の洪水は寝耳に水と言うべきか、青天の霹靂と言うべきか、なんと表現して良いのか分かりませんが、ニュースで現地の様子が流れるたびに震災から復興へ向けて動いておられた方々のことが頭をよぎり胸が強く締め付けられます。

未来を思い描くことも辛い状況の中で私たちは何ができるのでしょうか。

「優」という漢字は「人」に対して「憂える」と書きます。人に対して心をいため、嘆き悲しむところに「優しさ」の本質があるよう、介護支援専門員としての関わりの本質は「寄り添う」ことかもしれません。

優しさだけでは仕事はできませんが、介護支援専門員の持つ「寄り添う力」はきっと大きな影響力を持つ「力」のような気がしてなりません。

(広報委員長 中嶋 優)

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発行:公益社団法人 京都府介護支援専門員会・広報委員会

〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375

京都府立総合社会福祉会館(ハートピア京都)7階

TEL :075-254-3970

FAX :075-254-3971

MAIL:info@kyotocm.jp URL: https://www.kyotocm.jp/

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