204号 2023/10

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公益社団法人 京都府介護支援専門員会
★ メールマガジン ★
□■2023年10月27日配信 通算204号■□
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CONTENTS

_/_/_/啓発

_/_/_/研修冊子について

_/_/_/研修のご案内

_/_/_/当会ホームページについて

_/_/_/当会Facebookページについて

_/_/_/ひとこと

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■啓発■

今年6月に認知症基本法が制定されたことはご存じの方も多いかと思います。その中にも認知症の理解を促進するなど『啓発』の重要性が謳われています。

私は現在、認知症の正しい理解を深めたり、当事者発信も含めた『啓発』に資する活動が、本業の中で大きなウェイトを占めているのですが、果たして『啓発』ってどうあるべきなんだろうか、『啓発』って難しいなぁと悩んでいた時に、ある新聞記事が心に残りました。

その記事では冒頭に、京都大学だったか、東京大学だったか、少し曖昧ですがその大学の入学式で学長が「ここでは私たちから何かを教えるようなことはしません!」という趣旨の話から挨拶が始まったことに大変驚いたというところから始まっていました。

その記事の続きには『啓発』の本来の意味を指し示すものとして、孔子の論語が引用されていました。

 

子曰わく、憤(ふん)せずんば啓せず。非(ひ)せずんば発せず。

「ふるい立つほどの情熱を持たない者には、教え導くことはしない。わかっていながら、それを口に出せずにもどかしく思うほどの積極性を示さないものにも、教えることはしない。」

 

続けて、こうあります。

一隅を挙げてこれに示し、三隅を以て反えらざれば、則ち復たせざるなり。

「四角の一隅について教えたときに、それを基にして、他の三つの隅についてまで、自分で考えて返答して来ないようでは、二度と教えることはしない。」

 

少しわかったようで難しく、何度か読み返してみて、「本当に知りたくてうずうずしているようでなければ、教えてなんかやるものか。」という意味なのかなと思い、それは前述の大学の入学式での学長の挨拶にもつながるのかもしれないと考えました。

 

私自身は、『啓発』というのは、その大切さを知ってもらうために、広く発信したり、伝え歩いたりすることなのかなと思い、時にはやみくもに無作為に広報する事なども含めて実践していた面があるかと思います。

「本当に知りたくてうずうずしているようでなければ、教えてなんかやるものか。」 とまではいかなくとも、認知症や要介護状態など様々な課題と直面し、医療職や福祉職に対してサポートを求めてこられる方がおられる時に、その求めに本当に必要なタイミングで、わかりやすい言葉で、適時適切に対応できる準備をしておくことが『啓発活動』なのかもしれないなと自分の中で解釈したような、そんな新聞記事でありました。

 

地域包括支援センターや医療機関の地域連携室、また居宅介護支援事業所などなど、日々の業務の中でその準備と対応に尽力されている機関はもちろん多くあるのですが、本当に何かしら課題に直面した時に、そういった場所や人などの地域資源に適時、かつ即時にアクセスできるためのネットワークを広げていく、そんな『啓発』を目指して、じわじわと努力をしておりますので、皆さまどうぞお見知りおきください。

(理事 桝村 雅文)

 

■研修冊子について■

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例年、4月に年間の介護支援専門員更新研修や当会の企画研修などをまとめた研修冊子を会員様に送付しておりましたが、令和4年度から研修冊子は作成しないこととなりました。令和5年度の法定研修に関しましては、当会ホームページで情報提供しております。

また、当会ホームページでは関係機関からのお知らせなど、広く当会の事業に関する情報などを提供しております。
http://www.kyotocm.jp/informations/?cat=seminars

 

■研修のご案内■

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【企画研修】

◆利用者を支えるACPのポイント~人生の最終段階を見据えての備え~

日時:令和5年12月8日(金)18:30 ~ 20:30

開催方法:Web会議システムZoom

定員:90名(先着順)

受講料:会員 2,200 円(税込) 非会員 4,400 円(税込)

講師:甲田 由美子 氏/公益社団法人京都府介護支援専門員会 常任理事

詳細・お申込みはこちら↓↓↓

http://www.kyotocm.jp/download/kikaku051208/

 

【府民公開講座】

◆公益社団法人京都府介護支援専門員会 令和5年度府民公開講座

『京丹後長寿研究から見えてきた健康長寿の秘密』

日 時:令和5年12月16日(土)14:00~15:30

開催方法:Web会議システムZoom (13:00受付開始)

参加費:無料(定員500名・先着順)

【講演】「京丹後長寿研究から見えてきた健康長寿の秘密」

講師:京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学 教授 内藤裕二氏

詳細・お申込はこちら↓↓↓

http://www.kyotocm.jp/informations/20231216_fuminkouza/

 

■当会ホームページについて■

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研修情報やお知らせ、他団体様からの研修会・講演会などのご案内を掲載し随時更新しております。
新型コロナウイルスに関連した介護サービス事業所の対応方針等についてQ&Aなども掲載しております。
http://www.kyotocm.jp/

■当会Facebookページについて■
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皆様からの「いいね!」お待ちしております。
https://www.facebook.com/kyotocmkaito

■ひとこと■

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先日、私のスマホに、動画が送られてきました。

居宅時代に一緒に仕事をしていた、年配の女性の方からメッセージでした。

私が、精神的に落ち込んでいるのを感じて、心に残る動画を送ってくれたんです…。

その動画の中身を少し紹介させていただきます。

 

人のために涙する思いやりと優しさのある人

優という字は、「人を百回愛する」っていうふうに読めませんか?

 

私には、思いやりと優しさを忘れないで、人のために尽くしなさいと受け取れました。この仕事をしていると、出会いや別れがたくさんあります。思いやりの心を持って仕事していきましょう。

(理事 中島 義記)

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発行:公益社団法人 京都府介護支援専門員会・広報委員会

〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375

京都府立総合社会福祉会館(ハートピア京都)7階

TEL :075-254-3970

FAX :075-254-3971

MAIL:info@kyotocm.jp URL: http://www.kyotocm.jp/

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