097号 2017/08

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┏┏┏ 公益社団法人 京都府介護支援専門員会
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┏ 2017/08 ★ 通算097号 ★
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□■2017年8月25日配信 通算097号□■
CONTENTS――――――――――――――――――――――――――
_/_/_/シリーズ 30年同時改定をうらなう(8)
_/_/_/主任介護支援専門員更新研修を終えて
_/_/_/研修のご案内
_/_/_/ひとこと
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■シリーズ 30年同時改定をうらなう(8)■
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平成30年の医療・介護同時改定に向けての動きが活発になってきま
した。最新の情報のなかから、ケアマネジメントに関わりが深いも
のを厳選し、メディカル・テン代表の宮坂佳紀氏に連載していただ
きます。

◆◆介護保険給付費分科会では特養や新設の介護医療院について議
論開始◆◆

7月19日に開催された社会保障審議会・介護給付費分科会(分科
会)では居宅介護支援をテーマとし、医療機関と居宅介護支援事業
所との連携強化について議論した。また、末期がん患者のケアマネ
ジメントや特定事業所集中減算の在り方なども論点として提示され
ている。

◆(参考1)居宅介護支援の論点◆
○ 居宅介護支援事業所における人材育成の取組を促進する観点か
ら、居宅介護支援事業所の管理者のあり方についてどのように考え
るか。

○ 公正中立なケアマネジメントを確保する観点から、特定事業所集
中減算のあり方や利用者やその家族に対する説明・同意プロセス等
についてどう考えるか。

○ 退院後に円滑に必要な居宅サービスを受けられるようにするた
めに、入院時を含めた医療機関と居宅介護支援事業所との更なる連
携に向けた取組みについてどう考えるか。

○ 末期の悪性腫瘍の患者に係るケアマネジメントについてどう考
えるか。

議論では、ほぼすべての委員が特定事業所集中減算の見直しの必要
性を指摘。なかには廃止を求める意見もでている。また居宅介護支
援事業所の管理者には、主任ケアマネジャーを当てるべきとする意
見もでた。一方「管理者」の資格要件には慎重論もある。

現行の入院時情報連携加算では入院から7日以内に情報提供した場
合に算定すると定めている。このため、サービス提供側委員は、ケ
アマネジャーから医療機関に、入院後3日以内に情報提供すること
を義務付けるべきとの考えを示した。

他のサービス提供側委員は、現状でも約6割が2日以内に情報提供
をしているとのデータを示し「現行要件のままでよい」と主張。一
方で、別の委員は、医療機関にとって有用な情報を早く、正確に提
供することが重要だとし、訪問看護の事業所などから「ダイレクト
に情報提供することもあっていいのではないか」との提言もあった。

論点にはあがっていないが、居宅介護支援事業所に集合住宅へのサ
ービス提供時の減算制度導入については賛否両論だった。

この日の介護給付費分科会は、2018年度介護報酬改定に向け、介護
老人福祉施設(特養)などを、テーマに議論した。特養での看取り
や医療ニーズへの対応に関する議論では、配置医の役割の明確化を
求める声や、新設される介護医療院など他施設との機能分化を進め
るべきとの意見が複数上がった。

特養の施設数は2017年4月審査分で9726施設、サービス受給者数
は57.7万人で、いずれも増加傾向にある。特養の人員基準において
配置医は、必要な数を置き健康管理や療養上の指導を行うこととさ
れており、人数や勤務時間、回数などの規定はされていない。厚生
労働省によると、現状で配置医の95%以上が非常勤での勤務となっ
ている。また、配置医の90%以上は勤務日以外でも電話などで対応
しているが、夜間や休日など緊急時の対応は負担が大きいとの声も
少なくない。配置医が対応困難な際、代わりに訪問を依頼できる医
師がいない施設は4割に上る。

配置医以外からの医療提供については、現状で、1)必要な場合にお
ける配置医以外への外来受診、2)がん末期および看取りの際の配置
医以外による訪問診療、3)配置医の専門外の診療科や緊急時の配置
医以外による往診―が認められている。また、特養では、2015年4
月から原則、新規入所者を要介護3以上の高齢者としており、入所
者の平均要介護度は2000年の3.35から2015年は3.87に上昇して
いる。こうした現状も踏まえ、厚労省は分科会で、特養における看
取りや医療ニーズへの対応を進めるための方策などを論点に挙げた。

◆(参考2)介護老人福祉施設の論点◆
○ 介護老人福祉施設の入所者のプライバシーに配慮した上で、一人
ひとりのニーズに即したケアを実現するために、どのような方策が
考えられるか。

○ 介護老人福祉施設における看取りや医療ニーズへの対応をさら
に進めるために、どのような方策が考えられるか。

○ 施設等における身体的拘束廃止に向けた取組をさらに進めるた
めに、どのような方策が考えられるか。

○ 介護老人福祉施設における障害者支援について、どのように考え
るか。

その他特定施設入居者生活介護の論点は以下のとおり。
◆(参考3)特定施設入居者生活介護の論点◆
○ 特定施設入居者生活介護は、幅広い状態の入居者を受け入れられ
る住まいサービスであり、要支援から中重度者の要介護者や、医療
ニーズがある方、看取り対応が必要な方まで様々な状態の利用者を
受け入れている実態を踏まえ、特定施設入居者生活介護における介
護報酬上の評価のあり方についてどのように考えるか。

○ 特定施設入居者生活介護における短期利用(ショートステイ)に
ついて、有効なサービス利用を図るために、「短期利用の入居者の数
は、特定施設入居者生活介護の入居定員の10%以下」としている要
件のあり方について、どのように考えるか。

8月4日に開催された分科会は、2018年度介護報酬改定に向けて新
たに創設される介護医療院などをテーマに議論した。介護医療院は
「日常的な医学管理」や「看取り・ターミナルケア」などの医療機
能と、「生活施設」としての機能を兼ね備える新たな介護保険施設。
厚生労働省が示しているのは2類型で、Ⅰは重度者(現行の療養機
能強化型A・B相当)を対象とし、介護療養病床相当の施設基準と
する。ⅡはⅠよりは容体が比較的安定した人を対象とし、施設基準
は老健相当以上としている。2018年4月1日に施行する予定。5月
に成立した改正介護保険法では、介護療養病床の経過措置期間を6
年間延長している。
厚労省は論点に、介護医療院の創設を受けた介護療養型医療施設
の在り方などを挙げた。

◆(参考4)介護医療院の論点◆
○ 介護医療院の創設を踏まえ、介護療養型医療施設(介護療養病床
及び老人性認知症疾患療養病棟)の在り方について、どのように考
えるか。

○ 介護医療院に求められる機能、病院・診療所及び介護老人保健施
設の開設に関する規定や人員・設備、報酬体系等を踏まえ、介護医
療院のこれらの在り方について、どのように考えるか。

○ 介護医療院等への転換について、円滑かつ早期に行うことを可能
とする観点から、どのように考えるか。

○ 介護療養型老人保健施設のこれまでの経緯や、療養体制維持特別
加算の期限が迫っていることに加え、今般、介護医療院が創設され
ることを踏まえ、介護療養型老人保健施設の在り方についてどのよ
うに考えるか。

○ 「居住スペースと医療機関の併設型」への転換については、例え
ば、「特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム)と医療機関の併設
型」への転換が考えられるが、その際の特定施設入居者生活介護の
要件について、どのように考えるか。

この日の分科会では、介護老人保健施設についても議論している。
在宅復帰率が高い在宅強化型や加算型の老健でベッドの稼働率が低
いことなどを踏まえ、在宅復帰につながるプロセスなど、何らかの
評価をすべきとの意見でおおむね一致した。また、介護医療院が創
設されることを受け、機能分化や役割分担を進めるべきとの声も上
がった。

老健の請求事業所数は2016年4月時点で4201事業所、受給者数は
35.9万人で、いずれも増加傾向となっている。2012年度介護報酬改
定では在宅復帰率やベッドの回転率を指標とした基本報酬や加算を
導入。2016年10月時点で約43%が算定している。在宅復帰率が高
いほどリハビリテーション専門職が多く配置されており、退所前カ
ンファレンスの実施率も高い。施設内看取りも多い一方で、ベッド
稼働率が低くなる傾向が見られた。
厚生労働省は、在宅復帰・在宅療養支援の役割をより強化してい
くための評価の在り方などを論点に挙げた。

◆(参考5)介護老人保健施設の論点◆
○ 介護老人保健施設における在宅復帰・在宅療養支援の役割機能を
より強化していく観点から、報酬体系の簡素化にも配慮しつつ、そ
の機能の評価の在り方について、どのように考えるか。

○ 通所・訪問リハビリテーションにおいて、心身機能へのアプロー
チのみならず、活動・参加にも着目したリハビリテーションを推進
する観点から、リハビリテーションマネジメントの強化を評価して
いることを踏まえ、介護老人保健施設で提供されるリハビリテーシ
ョンの在り方についてどのように考えるか。

○ かかりつけ医との連携を含め、介護老人保健施設で提供される医
療について、どのように考えるか。

宮坂 佳紀(メディカル・テン代表/公益社団法人京都府介護支援専
門員会顧問)

■主任介護支援専門員更新研修を終えて■
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我々介護支援専門員には、いくつもの規定が課せられている。そ
の一つに法定研修があり、今回は主任介護支援専門員更新研修を取
り上げてみた。理由は、この研修がとにかく面白かったからである。
8日間に渡る研修の後、私の手元には、資料とテキスト、書きなぐ
ったB5のノート2冊が、受講した仲間の名刺と共に残っている。
私達はたまたまその日、同じテーブルに着いた現場の主任介護支援
専門員だった。しかし、こんがらがった状況下で苦戦する介護支援
専門員と利用者に向かい合う凄さが、相乗効果を使って引き出され、
引っ張り上げられていたように思う。仲間の声を是非皆さんにご紹
介したい。研修内容は、構造化されており個人情報保護を多く扱う。
構造の種明かしはネタバレになるし、事例は個人が特定される恐れ
があるので、掘り下げに限界があることをお許しいただきたい。

〈Aさん〉
この更新研修が告知されてからずっと・・・受講すべきかどうか
グズグズ悩みました。不安とか億劫とかでもなく、自分の仕事ぶり
に自信を持てないところに受講することが果たしてふさわしいのか
どうか。正直なところこんな自分を後押ししたものも特別ありませ
んでしたが、受講してみて率直に正味“よかった”と思いました。
研修を終えたいま、事業所の課題にできるところから少しずついろ
んな手だてを駆使しアプローチしていっています。所内のスーパー
ビジョン体制が変容していっていることに静かに興奮しています。
私の隣に座っている主任介護支援専門員が今年度受講します。管
理者でもない主任介護支援専門員として自信や価値等を見出せず随
分悩んでおられましたが受講申込の後押しができたのも研修の成果
だと思っています。いいでしょう。

〈Bさん〉
主任介護支援専門員更新研修に参加してきました。資料作りは、
四苦八苦。研修初日のテーブルに着いた時の緊張感。顔見知りの方
も一緒で一安心。と思いきや印鑑忘れちゃった・・・事務局の方に
店を教えてもらいセーフ。その節は事務局の方お世話になりました。
さて、研修の中身はと言うと事例を分析していく場面はとてもむ
ずかしかったです。人の性格・心理面の分析って今まで真剣に取り
組んだ事がなかったからです。1日目は控えめに参加。日が経つに
つれて分析にも慣れてききます。分析内容をグループで共有すると
「なるほど」「そんなふうに・・・」と分析の視野も広がります。人
それぞれの感じ方の違いにも触れる事が出来ます。グループに漂う
空気も日ましにほぐれ笑いも多くなりました。同じ仕事をしている
メンバーの悩みに触れ「自分だけではないのだ」と感じ後半の研修
は、楽しい時間を一緒に過ごせました。これからは、連絡するし色々
と教えてねと言葉を交わし終了してきました。

〈Cさん〉
当時の思いを表現するなら、目隠しをされて意図するところを知
らされていないトレーニングルームに連行されるような心情でした。
プレッシャーを抱えてのスタートでした。グループでの共同作業は
課題を変えての繰り返しです。
個々のレベルからのそれなりの思考スキルは資質向上を図れたか
な?講師の認定ケアマネジャーの優しさと、グループでの連帯感を
支えに何とか乗り越えられた研修でありました!大げさかもしれな
いけれど、共に闘った同士の感覚です。ですので今回の6人でひと
つの作品のお誘いにすぐ飛びつきました。6人がいてくれたからこ
そ乗り越えられた研修だと誰もが感じている、職種で果たす業務の
ミッションをやり遂げた達成感は研修での疑似体験でないと分かり
づらいこともあります。その場での臨場感は個々の体験がでカバー
出来ました。
これから主任介護支援専門員更新研修を受けなければならない方へ、
現在の持てる力に創造性を持って自分への励みにして欲しい。更新
要件厳格化はふるい落としではなく、選別されたものへの向上への
機会だと思って欲しい。研修は機会の提供の場だと思い、自分のた
めの教育を自身で学び取って欲しい。とわかった様なことを言って
いる私自身も、研修の種明かしがわからないまま、払拭できないも
のがある以上は今後、見直しされなければならない点が多くあると
思います。が、研修そのものの意味は大変価値あるものでした。更
新のための研修以上のものがそこにあったという事がすべてです。

〈Dさん〉
今回の主任介護支援専門員更新研修では、まず受講前に指導事例
の提出書類を作成するという作業に追われる中で、自身の指導する
姿勢を客観視する機会を持つことができました。日頃事業所内で主
任介護支援専門員として、また管理者として業務に携わる中で感じ
ていた漠然とした不安や閉塞感・孤独感のようなものは、研修を受
けていく過程で、同じグループのメンバーとの関わりの中で肯定感
に変わっていき、数日間の学びの中で実に多くのことを体得するこ
とができました。日々に費やした様々な思いは、この一期一会の機
会に巡り合うためにあったのだと思えるほど、切磋琢磨して有意義
に研修に臨むことができました。今後主任介護支援専門員として、
自己研鑽・人材育成・地域へのアプローチという大きな3本柱を課
題として担っていくわけですが、自らの実践を振り返る機会が持て
たこと、他の主任介護支援専門員からの見立てを得られたことが大
きな収穫となっています。

〈Eさん〉
第一回目の主任介護支援専門員更新研修を受講するということで、
どんな内容か、何をするのか、ドキドキしながら会場に向かいまし
た。よくある研修で、少しお話聞いてグループワークしてまたお話
・・・なのかと思えば、ほとんどの時間がグループワーク!それも
充実した内容!
日々業務でぶつかっている壁が、私だけではなく同じようにみん
なが感じているんだということ、それをみんなでなぜぶつかったの
かが読み解ける、そして力が付くような研修、それが主任介護支援
専門員更新研修だったと思います。
もっと早くこの研修に出会えれば私自身の進む道も、同僚・後輩
への対応も変わっていたのではないか、そんな大きな良い気付きが
得られた大変楽しい貴重な研修でした。

以下に、6人の声と私達が行った分析を掘り下げてみる。
Aさんの分析を通して私達は、Aさんが、介護支援専門員の表情
や言葉、仕草を丁寧に見ている姿勢に気づいた。積極的で、困難な
事例や難しい事例に取り組みたいと願っている介護支援専門員。そ
の意欲とは裏腹に、最初の一歩を踏み出さないのは何故だろう?と
掘り下げ続ける。そして、介護支援専門員が利用者の世界に集中し
すぎるあまり、周囲との調整に視点を転じきれず、どこから着手し
たら良いのか戸惑っているのではないか、と仮説を立てるに至った。
この介護支援専門員に対して、ケアマネジメントプロセスの枠組み
を明示しガイドラインとして活用することで、「業務」が成り立つの
ではないかと考えられた。

Bさんの分析を通して私達は、他職種から転職してきた介護支援
専門員が多問題事例を扱うとき、それまでの経験をベースにした強
みと限界が現れるという仮説を立てた。主任介護支援専門員から指
示されたことを、とにかくメモに書くが実行に移せない介護支援専
門員。この介護支援専門員に対して、主任介護支援専門員が、複雑
に展開される目の前の課題にとらわれすぎず、長期的な見立てと在
宅の限界点も含めた到達点を示すことで、今までの経験に頼りすぎ
る「やりすぎ」と、経験不足から生じる「やれない」のバランスが
取れる可能性があると考えられた。

Cさんの分析を通して私達は、相談してこない介護支援専門員に
何が起こっているか考える機会を得た。これは、「ある現象を困難だ
と思うその主体は誰か?」という大きな問いを含んでいた。私達が
困難事例と呼ぶものは、実は当事者は全く困難だと思っておらず、
周囲の我々が困難だと思っていることが多い、というもので、私達
は利用者に限らず、どうやら介護支援専門員にも同じことが起こっ
ているのではないかという仮説を立てた。主任介護支援専門員から
見れば、問題意識を持って欲しいと思う課題が見えていても、「パー
トなので」と雇用形態に話題が転換されてしまう現象が明らかにな
った。常勤職員とパート職員の雇用契約と、対人援助職として介護
支援専門員に求められる自己研鑽の整合性をどのように取るのか、
という課題に気づいた。

Dさんの分析を通して私達は、資格は持っているが長く現場を離
れざるをえなかった人がブランクを経過して復帰した際に、強い不
安とプライドから、「認められたい」と声なき声で訴えているのでは
ないかという仮説を立てた。そのため、何でも一人でやりたい、何
でも一人で出来るんだという実感を求めて思いが空回りし、利用者
へのアプローチが偏っている現象が明らかになった。この介護支援
専門員に対しては、利用者の家族を主任介護支援専門員が担当する
ことで家族支援に持ち込まれており、所属する事業所が、実は介護
支援専門員を守る体制を作っていたという発見があった。

Eさんの分析を通して、所属事業所の方針が主任介護支援専門員
の持つ対人援助の概念と合致しない場合、主任介護支援専門員は大
きなジレンマを抱えるという仮説を立てた。この分析では、事業所
が収益を追求する時に、対人援助職を「接客業」と位置付ける介護
支援専門員が頭角を現す現象が現れていた。そのため、主任介護支
援専門員が本質的に備えている対人援助の概念は指導を受ける立場
の介護支援専門員に受け容れられず、業務の伝達ができない構造に
あると考えられた。事業所方針と営利視点の強い介護支援専門員の
価値観が合致している場合には、主任介護支援専門員としては事態
を静観する局面もあるという結論に至った。

今回この原稿を書くにあたり、忙しい中執筆を快諾してくださっ
た皆様に改めてお礼を申し上げたい。またどこかでご一緒しましょ
う。そして、これから研修を受ける方へ。正直、仕方なく受ける研
修という側面はあるだろう。課題の多さに悪戦苦闘の方もおられる
だろう。受講生を追い込んでストレスをかけるのは、主演を張る役
者を意図的に、監督や共演者が追い込んでイライラさせ、張り詰め
た相乗効果から、ものすごい芝居を作り上げていくのと似ているの
かもしれない。孤独感や情熱、喜び、頑張りが響きあう場にできる
ことを願っています。

(広報委員 佐藤 弓子)

■研修のご案内■
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◎【企画研修】≪会員/主任介護支援専門員限定≫スーパービジョ
ンの活用~根拠に基づく実習生の受け入れ指導~
日 時:平成29年9月27日(水)10:30~16:30
場 所:ハートピア京都 4階第4・5会議室(京都市中京区清水町375)
講 師:髙木 はるみ 氏(当会常任理事/社会福祉法人京都福祉サー
ビス協会本能事務所)
★平成28年度より介護支援専門員実務研修では受講者の見学実習が
開始されました。指導の平準化をはかるため、どのような視点・根
拠に基づいて指導を行うべきかを学びます。
詳細はこちら↓↓↓
http://www.kyotocm.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/kikaku14_290927.pdf

◎【企画研修】ケアマネジャーができる災害への備え~災害机上訓
練で地域を見渡す~
日 時:平成29年10月12日(木)18:30~20:30
場 所:中丹勤労者福祉会館 2階中会議室(福知山市昭和新町105
番地)
講 師:公益社団法人京都府介護支援専門員会 災害対策委員会
※6月2日にハートピア京都で開催した研修と同じ研修です。
★災害に関する基礎知識や災害対応におけるケアマネジャーの役
割などを「机上訓練」しながら学びます。
詳細はこちら↓↓↓
http://www.kyotocm.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/08/kikaku05-2_291012.pdf

◎【特別企画研修】≪会員限定≫認知症の人とその家族へのアセス
メント
日 時:平成29年10月24日(火)18:30~20:30
場 所:ハートピア京都 3階大会議室(京都市中京区清水町375)
講 師:北野 太朗 氏(公益社団法人京都府介護支援専門員会理事)
★もの忘れがあっても、充実感をいだき安心して暮らすことができ
る支援計画の作成や必要なサービス調整を行うため、できなくなっ
たことだけではなく残っている能力をどのように活かしていただ
くか日常の訪問のなかでもできるアセスメントなどを学びます。
詳細はこちら↓↓↓
http://www.kyotocm.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/08/kikaku20_291024.pdf

◎【研究大会】第6回京都府介護支援専門員研究大会「ケアマネジャ
ーの存在意義を問う~連携の要であるために~」
日 時:平成29年10月28日(土)10:30 ~16:30
場 所:メルパルク京都(京都市下京区)
★参加申込は8月1日(火)時点で定員に達しました。研究発表申込
は受付中です。キャリアのステップアップをしたい人、自分の経験
や職場の取り組みを伝えたい人、実践力・スキルアップにつながり
ます。ぜひ研究発表してみませんか?詳細は当会ホームページ「研
修情報」をご覧ください↓↓↓
http://www.kyotocm.jp/download/page/2/

◎一般社団法人日本介護支援専門員協会第17回近畿ブロック研究大
会in滋賀【演題募集のお知らせ】
大会日時:平成30年3月17日(土)・18日(日)
分科会開催日程:平成30年3月18日(日)9:30~12:00
会場:滋賀県立文化産業交流会館米原公民館
詳細はこちらをご覧ください
↓↓↓(滋賀県介護支援専門員連絡協議会ホームページ)
http://shiga-caremana.jp/PDF/17th_endai.pdf
※申込書ダウンロード及び詳細については、9月中旬以降に送付され
る大会要項、ホームページをご参照ください。

■ひとこと■
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京都の南部では、稲穂がおじぎを始め赤トンボが飛び交うようにな
りました。いまだ30℃越えの日が続いていることもあり、まだまだ
夏の終わりは感じませんが、それを見て秋の始まりを感じました。
ひと昔前は涼風などで夏の終わりを感じた時に「もう秋なんだなぁ」
と思うことが多かったように思いますが、ここ最近は季節の中間が
長くなった気がします。気候がかわったからでしょうか。年をとり
季節に身体が敏感になったからでしょうか。それとも鈍感になった
のでしょうか。今月のモニタリングの際に人生の大先輩方にどのよ
うに季節の移り変わりを感じてきたか頭を垂れたいと思います。

(理事 村上 晶之)

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公益社団法人 京都府介護支援専門員会・広報委員会
〒604-0874
京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
京都府立総合社会福祉会館(ハートピア京都)7階
TEL :075-254-3970
FAX :075-254-3971
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